TokoTokoChihoChiho’s diary

短歌と短文、たまに長文、書いてます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

松村由利子氏講座 2020.11.22

科学をうたうー暮らしの中にも不思議は満ちて- | 福岡教室 | 朝日カルチャーセンター (asahiculture.jp) 昨日オンラインにて受講させていただいた。 遠方からでもオンラインで受講できるのはありがたい。 その間、娘はヘルパーさんとちょっと公園へ。 日常…

歌誌りとむ 2020年11月号から

2年ほど前から「りとむ」の会員にしていただいた。 楽しいことばかりとは言えない日々を過ごしているが、休日のひとときを歌詠みの時間とすることで救われている。心が喜びで満ちてくる。 今日は定休日なので、りとむを開いて会員の歌に目を通していた。とて…

パンケーキには蜂蜜を

www.hosei.ac.jp ちょっと探してみたけど、当該教授が在籍する立命館はこういうメッセージをまだ出してないようです。 なんだか、がっかりー。 平和と民主主ぎ~を標榜していたのはいつのころまでだったのか。 今回のような事態にどのように相対するのかで、…

近くのお城のお姫様

bunka.nii.ac.jp 足利義輝が気になって系図や史料を見ているうちに南北朝まで遡って、なぜか新田義貞と勾当内侍に辿り着いてしまった。すると、な、なんと、母方の故郷にある杣山という地名が出てくるではないか。ここでふと思い出したのが、母の昔語り。「…

近藤かすみ歌集『花折断層』より

たくさんよい歌があれるけど、良し悪しではなく、この場所はかつて私のテリトリーだった!ということで、《百万遍》と題された一連から。 バスに乗り百万遍に来てみればあはれパチンコ〈モナコ〉はあらず 角店のレブン書房に購ひし『マノン・レスコー』岩波…

三枝昂之歌集『遅速あり』より

壮大な歌集だった。人生が凝縮されているように思われた。大歌人や俳人をテーマに詠まれたものもあった。未曾有の災害や歴史的な出来事に関わる歌もあった。よって、いつものように、歌集の評は書きません。数首選んで、わたくしごと関連を書きます。 遠き世…

高木佳子歌集『玄牝』より

水搔きを持たざるゆゑに人間はもがきてけふを掴めずにゐる みづからもパノプティコンの中にゐて歩みてゐるを知らぬ稚さ 紙白く桃を包めばつつまれて桃はこの世にあらざるごとし 高木佳子 そこには透徹した眼差しがある。「共感します」などとは軽々しくいえ…

江戸雪歌集『空白』 より

黙るしかない日の雲の白ふかく世界が重いノートになって ミツマタが枝をひろげているところ汚名はまたも立ち上がりくる 江戸 雪 上記の二首。まさにこういう思いを抱いたことがあったが、、、 わたしが詠むとどろどろした歌になるだろう(-_-;)。 *****…

仕事に少し慣れました。

ブログを約3か月放置してしまいました。 いいわけですが、新しい仕事を覚えるので精一杯でした。 コロナ禍の間も、障害者施設に休みなし。 心の内では、かなり緊張しながら、 できる限りの対策をして、仕事を続けていました。 利用者さんと離れて支援するな…

4月18日 曇りまれに少雨

朝、目が覚めて、普通に息をしていること。 そのまま起きられること、動けること。 家族がそこそこ元気であること。 周りがほどよく静かであること。 小鳥が鳴いていること。 明日開きそうな花があること。 これらを、 これほど有難いと思ったことは、今まで…

林 充美歌集『樹雨のパラソル』-歌と歩く365日ーより

3月11日 ただ一度旅せし北の国の海、のどかなりけりカモメ遊ばせ 3月12日 たぶんおまへのゐること忘れ逃げるだらう いざその時の「いざ」が来たれば 林 充美 2019年(平成30年)の一年間を綴った歌集である。 テンポが良く、作者の様々な表情や思いが感じら…

障害者施設で働き始めました。

思うところあって、この2月から障害者施設で働き始めた。 新米の支援員に、年若い先輩たちが仕事を教えてくれる。 利用者さんはひとりひとり個性的なので、覚えることも多くて、まだ猫の手ほどの助けにもなっていない日々。 体力的にも楽ではないから、ワタ…

和嶋勝利歌集『うたとり』より

よく聞いて応へて詫びて赦されてさういふものになつてしまつた 紛争に分け入り分け入り手繰りたる蛇のやうなる落としどころを 和嶋勝利 「うたとり」とは「疑わしい取引」を簡略化した、いわゆる証券業界の符丁である、と本歌集の覚書にあった。 自分の思い…