松村由利子氏講座 2020.11.22
科学をうたうー暮らしの中にも不思議は満ちて- | 福岡教室 | 朝日カルチャーセンター (asahiculture.jp)
昨日オンラインにて受講させていただいた。
遠方からでもオンラインで受講できるのはありがたい。
その間、娘はヘルパーさんとちょっと公園へ。
日常の暮らしに振り回されて歌どころじゃない!という思いがよぎることもあったが、それは私の心のアンテナが弱っていただけなのかもしれない。
見えないものを見る力、、、遠い昔から蘇ってきた言葉のようだ。30代後半からちょっと関わったシュタイナー教育で、ほんの少しかじった「ゲーテ的観照法」などに通じるものがある。そういえば、「見て、見つめて、見極める」って言われたなあ。
子育ても、療育も、介護も、見えないものを見ようとして、聞こえない声を聴こうとするのが大事だということをいつのまにか忘れていた。
そして、感覚を磨くことは、詠うためだけではなく、少しでも良く生きるために必要なのだと再認識。
さて、
ご紹介くださった歌の中で、特に魅かれた一首は、
どんなにかさびしい白い指先で置きたまいしか地球に富士を
佐藤弓生『眼鏡屋は夕ぐれのため』
白くて長い指先と、いまにも凍りそうな淡い影が見えました。
よき時間を与えてくださり、ありがとうございました。