TokoTokoChihoChiho’s diary

短歌と短文、たまに長文、書いてます。

障害者施設で働き始めました。

思うところあって、この2月から障害者施設で働き始めた。

新米の支援員に、年若い先輩たちが仕事を教えてくれる。

利用者さんはひとりひとり個性的なので、覚えることも多くて、まだ猫の手ほどの助けにもなっていない日々。

体力的にも楽ではないから、ワタシいつまで続くだろうか・・・という不安が頭をよぎったが、ふと母のことを思い出した。

老親から小さなパン屋を任され、その介護と店番で疲れ切っていた母。

当時身重であった私は、あまり手助けにはならなかったが、ある日、少しだけでも・・・と、手伝いに行った。

「大丈夫?」と訊くと、

「うーん。わからへんけど、まあ、今日一日、今日一日、頑張ってみようと、そう思いながらやってる。先のことはわからへんからね。まあ、今日一日、しっかりやるよ。」と言って笑った。

 

先々の展望をもって日々を生きるというは大事だけど、しんどいときは、とりあえず、今日一日しっかりやろう、というのでいいかもしれない。

 

というわけで、今日一日、しっかり仕事を覚えよう。