歌集を上梓しました。
先月、第二歌集を上梓しました。
第一歌集は、支援学校の先生や保護者の方たちに読んでいただけたらと思い、娘の歌を中心に纏めたものです。後半に自分の職業詠が入ったのは、前半部分だけでは歌が少なく歌集の体をなさない・・・と思ったからで、あくまでも娘の歌が中心でした。
今回は、歌会に初めて参加してから詠んだ歌のほとんどを見直し、これは残しておきたいと思ったもの、と、りとむ短歌会 に入会してからの歌を推敲して編集、そして、近隣で支援員として働くようになってからの職業詠、学生時代をともに過ごした友人と先生へ送る歌などの新作三編を載せました。
内容はともかく!
今野寿美先生が書いてくださった跋文が素晴らしい!とのお便りや、装填が素敵すぎる、装填に惹かれて買いたくなった、という感想を頂いております。
内容については、
どのような感想でも嬉しいですしありがたいです。この歌わからない、ちょっと変じゃないの?というご意見も、ぜひよろしくお願いいたします。
歌集に住所を記していないので、このブログにでもご意見をいただければと存じます。
前集では、上梓後、歌集の内容にかかわりのないところで思いもよらないことがあって、歌集出版へのトラウマになりました。今回はそのようなことがないように、かたがたに失礼がないように充分注意したつもりです。
けれども、前回同様、内容以外のところで、水を差されることはある、、、かも。
それが世の常なのかもしれません。
けれども、もう、気持ちは、次の集へと動いています。生きている限り、歌歴は更新したいので、今回、何か不測の事態、不都合な出来事??があっても、しっかりと前を向きたいと思います。もうトラウマになんていたしません。
楽しい時も哀しい時も、言葉が生まれます。歌にしてね、というように。
「この喜びを歌の中に閉じ込めたい」という台詞を耳にしましたが、そうは思いません。喜びも哀しみも歌にすると、読んでくださったかたの心になかで醸成され、ほどよく広がったり昇華したり、それぞれの想像力によって深化するものだと思います。
こっそり詠んで引き出しの奥にでも隠しておかない限り、閉じ込めることなんてできない。隠したつもりでも、誰かが見つけたとたん、歌は羽ばたいてゆく。それが歌の魅力ではないでしょうか。
というわけで、ご一読いただければ幸いです。